words.pdf / wordsA4.pdf
< Tracks:> 1.Worship 2.About Today 3.I Know
4.Dirty Hands 5.Surely 6.The Last Summer,The Last Night 7.Give My Car
Back 8.Useless Decoration 9.Resignation 10.From Far
11.Home
発売 : 2005.09.14
品番 : HECJ-1001
単価
: \2,310 (tax incl)
スロウコア/サッドコアの静かな凶暴さ、USインディの繊細なメロディ、 そして遡ればヴェルベット・アンダー・グラウンド&ニコの憂鬱な美しさまで、、。
痛みや哀しみや祈りのようなものが混じり気なしに真っ直ぐに込められた音世界、フォート・ウエイン、デビュー!
ゆっくりと、透明な水のようなものに沈んでいくような感覚。
FORT WAYNEの作り出す音楽には、不思議な浄化作用のようなものがあるような気がする。
青森県・八戸在住。約3年前に曲を作り始め、地元を拠点に宅録という形でひっそりと活動を
続けてきた彼女。けれど、その音像は“邦楽”や“日本のシーン”という言葉からイメージされる
ものとは遠く離れた、独特の空気感を持ったものだ。スロウコア/サッドコア、USインディ・ロック、
そしてあまたのシンガーソングライターまで――様々な音楽から「繊細さ」の要素を抽出したかの
ような音世界が広がっている。丁寧に爪弾かれるギターも、ゆっくりと奏でられるピアノも、そして
憂いのようなものを多分に含んだ彼女の歌声も。その全てが、研ぎ澄まされた静謐な美しさを持
っている。
影響を受けたアーティストにはロウやギャラクシー500、ヴァン・モリソンやポーティスヘッドを
挙げていた彼女。曲を作り始めたのは、失恋して泣きながらトム・ウェイツを聴いたのがきっか
けと言う。おそらく音楽を作ること自体が、彼女にとって癒しの作用を持つものなのだろう。
底の方に深い悲しみが湛えられているのに、何故だかとても心地良い。
そんなFORT WAYNEの音楽が持つ感覚には、彼女自身が抱いた思いが、強く寄与している。
(ライター/柴那典)