|
world's end girlfriend
|
 |
MONO
MEMBERS : Takaakira "Taka" Goto :. Guitar
Tamaki :. Bass
Yasunori Takada :. Drums
Yoda :. Guitar |
■今回コラボレーションをすることになった、きっかけを教えてください。
いつ頃一緒に何かやろうと話したのか覚えてないんだけど、自然と何 か一緒に創ってみようという話になってた。基本的に誰かと一緒にな
にか創ったりするのは苦手なん だけどMONOとはやれる とおもった、それはMONOの「Halcyon」という曲を聴い
たとき ホントに心から共感できたから。音楽的スタイルや音 響的なことなどではなく人間と
しての何かに、何ていってい いのかわからないけど、、。なんかよくわからないけど
あの 曲を初めて聴いたときはとても嬉しかった。
■作品を制作する上でのコンセプトのようなものはありましたか?
はっきりしたものはありません。
けど最初作曲をはじめる前はgotoさんの提案で何か映画/物語に架空 のサウンドトラックを創るような感じでやってみようか?ということ
で僕の方でいくつかの映画をあげ て(アンゲロプロスの作品 等)、gotoさんがそれをレンタルしてきて観ようとしたら
ビ デオデッキにテープがからまり観れなくなって。。これは映画観て創 るやりかたは
止めろってことだな!と思いそのやり方はやめ ました。
唯一作曲をはじめる前にしたことというか、これはコラボをやる予定 がまだなかった
ころなんだけど「映像の世紀」というドキュ メンタリーを観てもらったことかな、そ れは無意識的にはこ のアルバムに繋がったと思います。
けど、それを元に音楽を創ったってことではありません。
■タイトル『Palmless Prayer / Mass Murder Refrain』の意味、込められた思いを可能であれば教えて下さい。
意味、思い、ですか、、うまく言えないけど、、。まあ、やってみま す。。
自分訳は「手のひらなき祈り/大量殺戮リフレイン」です。
まず、今年になってなぜか昔から気にはなっていたんだけど、ふと きっといつかアウシュヴィッツには行こうと心に誓ったら、翌月には
スペインとベルリンでのライブの オファーが入ったので、こ れはポーランドのオシフィエンチム(アウシュビッツ)ま で
いけるなと思いベルリンのライブが終わった後そのままひとり早朝の 電車に乗り、 約13時間かけていきました。現在は「国立オ シフィエンチム博物館」として無料で
誰でも観覧できて、 様々な展示や残された建物があります。多くの殺された子供の 写 真や衣服、小さな靴、集団絞首台、銃殺のために使われた 「死の壁」、ガス室、焼却
炉、等。。。「死の壁」の前に 立った時僕の左側ではシスターたちが右側ではユダヤ人の学生たちが それぞれの祈り方で形で真直ぐな気持ちで祈ってました。手のひら を
あわせなくても形がなくても祈りはあげられると思うし、 いいんだけど。。その場で 自分は手をあわせて祈るというの がうまくできない気がして。まるで手のひらがなく
なったよ うに感じた。
と思うと同時に何だかちょっと彼らが羨ましくて、その祈りの形を素 直な心でもって る人たちが。けど音楽を創り音楽を奏でる時
は祈りと同じような何かかがあって、、 それが何かうまく言 えないんだけど、自分のなかで多くのことはひとつも解決しな い
のだけども唯一音楽の中いるときのみ許しあえる何かがみ えるというか、、すごく抽 象的で申し訳ないと言いながらも すごく感じるんだけど。「死の壁」の前に立った時
にも音楽 は聴こえてた。大量殺戮はその後もたくさん起きた。オレらも間接的 には殺 してる側だよなー。殺された子供らのことをずっと毎 日想った。トラックの荷台から
炎の燃える穴の中にゴロゴロ とゴミのように生きた赤ん坊が入れられてる映像が頭か ら離 れない。。間違っているとわかりながらもその子供ら以外のことは大 抵どうでも
いいと思ってしまったり。。まあ、いつもの人間 嫌い思考スタート!って感じなんだ けど。けど、アウシュ ビッツのような所謂人間の悪の部分が極限的に噴出する場で
あっ ても自らの善き心を最後まで捨てなかった人々がいたこ とも知っていて、それにはす ごく救われる気がして、そうい
う人がいたってことが。外にいたシンドラーとかの事 ではな くて、いわゆる収容所内に存在した「もっとも善き人々は生き残れな かった」
といわれる人々です。そんで帰りの夜行列車の中で 曲の最初を書きはじめたんだけど、 、、あー、面倒になって きた、、、、何いってるかよくわからんし。。。うまく言え
ません。
まあ、いろいろ誤解されるのはかまわないんだけど間違ってほしくな いのはこのアル バムは「アウシュヴィッツ」や「ホロコース
ト」を表現したものではありません。僕は音楽にはまだまだ多くの可 能性を感じ、多くの愛をもってますが、音楽でこの「ホ ロ
コースト/大量虐殺」を表現するのは不可能だと思います。偉大な バッハを用いて も、ノイズミュージシャンを集めて体中切り
刻み灯油をかぶり火を自らに放ち絶叫しながら表現しても、無理だと 考えます。あと、かつて自らの国が侵略先でやらかした とん
でもない悪事、そして沖縄、長崎、広島で起きた悲劇は見ずにナチス のやったことばかり見てるわけでもありません。
■world's end girlfriendとMONO は両者、全作品に直接的ではないにしろ、なんらかのメッセージのような、また映像的な感覚があると思います。
インストゥルメンタルという共通点はもちろんありますが、互いにある共通する感覚はなんだと思いますか?
うーん、何だろう、何か共通するものはあるってのは感じるけどそれ が何なのかとい
うことはあまり考えたことないなあ。gotoさ んと話しててもよく似てるなーって思う事ありますよ、目に見えない
ものでも平気で信じるとことか。
あと、音楽の目指してる先が近いんだとおもう。スタイルのこととか じゃなくて。
けど、MONOの方が真直ぐだと思う、闇を抜け真直ぐ光りに向っ て進んでるというか。
wegの方は、、、まあ、何だろうよくわ かりません。
■今作は1曲の壮大な曲に仕上がりました。制作する上で最初から1曲にするつもりだったのでしょう
か?
はい。最初から長く緩やかな時間の流れの中で何かやろうとは話して ました。
はじめは45分くらいかなとおもってたらどんどん曲がふくらみ結局 74分になりま した。
それに1曲に74分かけてでもやるべき想いがあった。
曲のテンポはずっと60で時間の秒の動きと同じテンポでずっと すすんでいきます。
ラストの16小節だけテンポ62になりほんの少しだけあがりま す。
まあ、気付かないような違いですが。
■実際の作曲/レコーディング/MIX等の作業はどういう形で 進められたのでしょう?
またMONOというバンドに関して一緒に作業してみてどう感じま したか?
作曲ははじめる前に少し話をしながらだいたいどんなものかどんなか
んじで進めるかを話して。
それでまずオレがpart1,part2をつくっていきpart2のア ウトロの部分からgotoさんが
ギター、ベース、ドラムをのっ けてpart3に発展させ、それにまたオレがpart3スト
リ ングパートをつくり、それに合わせギターパートをgotoさ んがアレンジし、オレ
がpart4の基本となるストリングスのループのみを渡しgotoさ んがそれにギター、ベー
ス、ドランムをのっけて、それでま たオレがストリングやピアノをアレンジして、
part3からpart4の流れが気に入らないというかどうにも嘘臭く 感じるのでpart3.5をつくり、gotoさんに3.5のギターを
のっけてもらい、その流れによって、part4の全体 をア レンジしなおし、ギターを加え新たにアウトロをつくり、って感じで
す。作曲作業については詳しくはMONOのサイトのvoice コーナーで詳しくgotoさんが書いてます。
レコーディングは まずバンドパートをとり、そのあとバンドパート以外のすべての楽器
のパートをもう一度細かいアレンジをしなおして、スコアにおこし。 曲のもつ構成にあわせ、カルテットをバラでとったりカルテットで
とったり、ピアノとったり、サックスとったり、コーラスとったり、 していきました。録音のたびごとにオーディオファ
イルで自 宅にもって帰り、ミックス作業をすすめました。
MONOと一緒に作業できたのはとてもうれしかった!そしてとても厳し い状況でも誰も、あきらめることなくやるのでとてもうれしかった。
そして、MONOと24時間連続レコーディングの後にみんなで ファ ミレスで飯食ったのが楽しかった!みんなすげー眠いし
疲れてるのにメニューみて何にするか悩み、はしゃぎ、そんで料理が おもったより不味かったね、と言いながら帰
るのは楽しかっ た!
■作曲をする上で、今回のように、REMIXではなく、自分以外の第三者と共作をした事に対して何か良かった点や難しかった点、その他何か普段と違った点等あれば教えて下さい。
このコラボレーションを振り返ってみてどうでしょう?
まず、とても楽しかった。とても有意義だった!
MONOとはやりづらい事は全然なかった、なんか不思議なくらい気を使わなかった。オレも自由にやらせてもらったし、gotoさんとの作曲段
階でもお互い寝ないでどんどん ハイペースで曲進められたか ら楽しかった。作曲段階からの共同作業は今回がはじめてだったんだけど、
オレでも共同作業ってできるんだなーって思った。
あと、自分ひとりでやってるときよりもとても素直に曲が創れた。ひとりのときだと
どんどん壊していっちゃったり、どんどん寄 り道しちゃうから。素直に曲がつくれた
ことは個人的にすご くよかった。
そして、今回のコラボレーションではMONOもWEGも片方 だけじゃ絶対到達できないものが創れたのがとてもよかった!
大変だった事はお互い時間がホントになかった事。6月下旬から作曲 はじめて、ミックス完了が9月末だったから。しかもその間にお互い
ツアーで地方や海外にいったり しなきゃいけなくて、8月、 9月はまともに寝る暇もなかった、一日に2時間の睡眠 を2
回、そんでコーヒー飲みまくり、タバコ吸いまくり、部屋もゴミ屋敷 化していっ た(おもしろかったので写真にとった)、そんな 生活だった。最後は締めきりぎりぎ
りの夜にスタッフがマス ターデータを最寄り駅に取りにくる直前までミックスして た。 寝なけりゃ大抵のことはできるもんだなーとおもった。
とても満足できる作品ができ た!
■ライブを行うとしたらどういうイメージでどういう編成になりそうですか?
また、このプロジェクトは一度きりですか?
あー、ライブについてはまたライブ用にアレンジしなおさなきゃいけ ないかな。
編成はまあ、その時の状況によって考えます。
また、コラボレーションはいつかやる。
■今後の予定を聞かせてください
MONOとヨーロッパツアーにいってきます。
32日滞在の31日公演というもので精神をすごく鍛えられそうなの で楽しみです。
まあ、あといろいろ予定はありますが、発表 はまたあとで。
ありがとう。
world's end
girlfriend
|
|