|
BELLINI
MEMBERS :
Giovanna Cacciola
Alexis Fleisig
Matthew
Taylor
Agostino Tilotta
WHERE FROM :
Italy
|
1.ありがちな質問で申し訳ないのですが、日本のまだBelliniの事を知らない人達の為にバンド結成のいきさつを教えて下さい。
アゴスティーノ:
ベリーニを結成するに当たっての基本的なアイデアは、アメリカ人のドラマーとイタリア・シシリー島出身のギタリストである私が、お互い持つ異なる考え方を結合させてみよう、というところから始まりました。 私自身は約20年間、同じ国、同じ都市出身という同じ文化的背景をもつミュージシャンと、ずっと一緒に音楽を作って世界を旅してきたので(Uzedaのメンバーは4名ともシシリア島出身)、新しい音づくりのために、違った国・文化圏出身のミュージシャンとの経験が必要だと思いました。
最初2名で始まり、すぐにマシューとジョバンナが加わって4名になりました。実は一瞬(一日だけ)3人になったのですが、アレクシスの登場で今のメンバーが揃いました。
2.Belliniを始動させるにあたって、どういう思いがありましたか?
Uzedaとは違った表現を考えていましたか?
アゴスティーノ:
ベリーニは、私の今までとは違う面を表現するために始めたバンドです。 人間関係も、日々起こる事件もすべては“どんなときも変化している” という認識のもとでの表現。新たな感情の領域を探りたい。未開地を発見しようとする旅人のようなものだと思います。
3.タイトルの意味を教えて下さい。
アゴスティーノ:
“スモール・ストーンズ(小さな石ころ)”は、著名なわけでもなく何の意味もないような存在、すなわちこの世の人間ひとりひとりのことです。でも、そのひとりひとりは、限りない愛と信じられないくらいポジティブなエネルギーを持つ、美しく驚異に満ちた存在でもあります。
4.スティーブアルビニをはじめ、世界中のインディペンデントファンが、あなた達の事をリスペクトしています。あなた達にとってインディペンデントなスタンスであり続ける事は何を意味すると思いますか?
アゴスティーノ:
世界中に、多くの友達がいるのは本当に嬉しいことです。私にとって、友情は最も大切な価値観であり宝です。そして一つ一つの宝石である友人は、厳格なほど一貫したヴィジョンと尊敬の念を持ち合わせています。
スティーブ・アルビニは地球上で最高のエンジニア、素晴らしいミュージシャン、一人の紳士、そしてなによりも、彼は私の友人です。
“インディシーンで音楽を続ける意味は?”というのは質問の意味がよくわかりません。私はただ自分の自由、自分の理想の自由を表現しようと努力しているだけで、その私の理想は、同じものの見方、人生に対する態度に共感する人々との出会いを自然に生み出してくれます。
5.作曲の方法をおしえてください。
アゴスティーノ:
ベリーニの音楽は、私達の生活の事実を観察するなかから記録された、日常毎日の感情のファイルを描くレコードプレーヤーだと思います。
個人的に人々を観察するのは好きです。人がどうやって急いで走るのか、それともゆっくり走るのか、どんな服を着ているのか、どんな風にパニックするのか、どのくらい幸せそうか、、、見るのが好きです。私の目はヴィデオカメラで(本物は持っていません)、私の作曲と演奏は収録されたイメージのプロジェクターなのです。
曲はまず私とアレクシスがやり取りしながら作ってインストとして仕上げ、その後マシューとジョバンナがメロディーを追って歌詞を作るという曲作りの大きな仕事を行います。
6.あなたが音楽を通じて表現したい事は何だと感じていますか?
アゴスティーノ:
この美しい世界とファンタスティックな人間ジャングルへの希望と喜び。
7.あなた達はバンドのメンバーでもあり、夫婦でもあります、良い点と、もしあれば難しい点等を教えて下さい。
アゴスティーノ:
私達はもう30年も一緒なので、お互いをとてもよく知っています。 お互いの寛大さの限界のラインを理解するには、多くの努力、忍耐、そして情熱が必要です。良い部分と悪い部分は1枚のコインの表と裏のようなものです。 両面がなければそのコインは偽物です。
8.今回のレコーディングについて聞かせて下さい。
アゴスティーノ:
このアルバムは、2004年8月にテキサス州オースティンで、スティーブ・アルビニが収録しました。とてもよい時間を過ごせました。スティーブはいつものように素晴らしく、3日半でライブレコーディングがうまく進むように、スタジオを入念に準備してくれました。 マシュー、アレクシス、ジョバンナもただただよい出来、素晴らしい演奏でした。
トラックダウンはシカゴのエレクトリカル・オーディオで行われました。
9.USやEuropeののインディペンデントシーン、またイタリアのミュージックシーンについて、あなたの感想を教えて下さい。
アゴスティーノ:
今現在、インディシーンは、実際は“シーン”としての存在はないと思います。それぞれの理想に基づいたヒーローの一群がレーベルを運営したり、バンドで活躍したり、レコードで奇跡を起こしているかもしれないけれど、それは“シーン”と呼ぶほどには到っていないと思います。
シーンというのは、自由、民主主義、コニュ二ティ意識を抹殺しようとするファシストなシステムへの反抗が、世界中から同時にしかも強力に発生して発展します。現在のインディ・ミュージックは人が必要とする音楽をつくるよりも “トップ10チャート”に入りたくて、でも実際はチャートインできない、そんな風に見えます。 インディ・ミューッジックはずっと人権の旗であり、社会革命のサントラでしたが、今“インディ・ミュージック”と“自由”は両極へ分かれて離れてしまっているようです。。。だから今のこの世の中はこんなに恐ろしいところになってしまったのでしょうか?
10.最後に、今後の予定を聞かせて下さい。
アゴスティーノ:
ベリーニは2005年9月、10月とアメリカツアー、11月、12月はヨーロッパツアーです。
毎日を充実させ、おおいに楽しんで、永遠にギター弾き続けるのが私の今後の予定です。
Human Highway Records
August , 2005 |
|