Liner notes
■BELLINI  "Small Stones" 2005/09/28 Released
HECY-1019 < Tracks:>
1. Room Number Five 
2. Fuck the Mobile Phone 
3. The Exact Distance to the Stars 
4. Buffalo Song 
5. Not Any Man 
6. Chaser 
7. Smiling Fear 
8. The Switched Lovers 
9. Raymond 
10. Agatha
イタリアの秘宝・ベリーニが、いよいよそのヴェールを脱ぐ!
音楽への強烈な愛と、さらなるパンクロックの不屈の精神を求める、その響きは、まるで研ぎ澄まされた刃のような鋭利さをもって、聴き手の耳に飛び込んでくるはずだ。
 

イタリアの秘宝・ベリーニが、いよいよそのヴェールを脱ぐ。日本デビュー作となる『SMALL STONES』には、異様なほどの緊迫感を持って、その“不協和音の美学”が響き渡っている。

 そもそもはイタリアの伝説的なノイズ・パンク・バンドUzedaのギタリストだったAgostino Tilottaと、ピッツバーグのインスト・マス・ロック・バンドDon Caballeroのドラム・Damon Cheによるデュオとして2000年に始まったこのベリーニ。が、同じく元Uzedaの女性ヴォーカルGiovannaの加入やDamonの脱退などのメンバー・チェンジを経て、彼らはバンド編成として新たな攻撃態勢を整えた。その結実が、彼らにとっては2枚目となるこの新作だ。

 スティーヴ・アルビニも惚れ込んだ硬質な音塊、かのロバート・フリップすら想起させるようなフリーキーなギタープレイ、鋭角的なリズム、そしてGiovannaのパンキッシュなヴォーカル。エクストリームなポスト・ハードコアであり、そして同時に本来の意味でのプログレッシヴ・ロックであるような、彼ら独自のサウンド。その響きは、まるで研ぎ澄まされた刃のような鋭利さをもって、聴き手の耳に飛び込んでくるはずだ。

(ライター/柴那典)